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ハリケーンカトリーナに住宅を奪われた住民の移住をモバイルコンピュータが援助

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ハリケーンカトリーナに住宅を奪われた住民の移住をハンディターミナルが援助

連邦緊急事態管理局(FEMA)と政府機関は、住民を安全な場所へ避難させたあとに、数千人の住民をどのように緊急避難所から長期的に居住可能な住宅へ移住させるかという、次の大きな難局に直面しました。

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ハリケーンカトリーナに住む場所を奪われた住民の移住を ハンディターミナルが援助

ハリケーン・カトリーナが過ぎ去ったあと、数千人の住民が緊急避難所に取り残されました。ハリケーン・カトリーナは歴史的に類を見ない台風で、住民は洪水の水が引いて障害がクリアされても自宅にもどることができませんでした。連邦緊急事態管理局(FEMA)と政府機関は、住民を安全な場所へ避難させたあとに、数千人の住民をどのように緊急避難所から長期的に居住可能な住宅へ移住させるかという、次の大きな難局に直面しました。 ミシシッピ州当局者は、街の再建を改革のチャンスととらえアプローチしました。FEMAとMEMA(ミシシッピ州緊急事態管理局)からの助成金によって、自然災害の被災者に長期居住可能な住宅を再設計し、提供する代替え住宅プログラムを作成しました。 住宅の再設計のほかに、MEMAは設計・建築契約をしているPBS&J(後にAtkinsと合併)とともに、住民がモーテルやFEMAのトレーラーや仮設住宅から、コテージ型の新しい住宅へより早く移住できるよう施工管理プロセスを見直しました。 多くのデータを収集し、そのデータを統合できるハンディターミナルは、再設計と再構築プロセスに不可欠でした。データ収集能力やコミュニケーションを改善することで、PBS&Jの家の受け渡しや設備の再構築がより早く完了しました。それは被災者が新居へ引っ越しし、新たな生活をはじめる支援になりました。 PBS&Jのデータベース開発担当のBillJones氏は次のように述べています。 「私たちは被災者が一刻も早く、ホテルやモーテルから移住できることを望んでいます。そのためにはデータ収集は再構築プロセスにおいてとても重要です」。

困難な書類処理

プレハブ住宅(またはミシシッピコテージとも呼ばれる)を設置するには、場所を特定し選別や検査をしなければなりませんでした。そして道路や公共インフラへアクセスできる、個々の住宅用地も準備しなければなりませんでした。その後に配管・電気工事、HVACシステムの設置が必要になります。 1軒のプレハブ住宅を設置し1つの家族が引っ越すには、何千ものタスクと書類への記録が必要です。そのプロセスが何千軒もの住宅のために繰り返されることになるのです。 各種書類の作成は手間がかかり、異なる情報を必要とするため頻繁に変更されていました。このことがさらに再構築プロセスを難しくしていました。PBS&JのプロジェクトマネージャーのJoeLambrix氏は次のように述べています。 「書類は常に変更されていました。事態が毎日変わるので、私たちはその対応が必要でした」。 MEMAとPBS&Jは書類処理のために住民をホテルやトレーラーに留めたくありませんでした。彼らは点検業務やデータ収集、報告プロセスを合理化し、書類の代わりにハンディターミナルの電子フォームでシステムを再構築することにしました。

新しいスタート、新しいツール。紙の用紙からハンディターミナルへの切り替え

PBS&Jはハンディターミナルによって、情報収集プロセスを自動化しようとしていました。そのためには建設現場でフルタイムの使用に耐え、データ収集やコミュニケーション技術をサポートする汎用性、絶え間なく変わる書式に対応できる柔軟性のあるソフトウェアを備えたハンディターミナルが必要でした。 Lambrix氏は次のように述べました。 「私たちには長期使用ができ、信頼できるものが必要でした。インターメック(Intermec by Honeywell)のCN3に匹敵するものはありませんでした。インターメック(Intermec by Honeywell)はまるでハンディターミナルのキャデラックのようです。CN3が今の現場で使用されるようになってから3年経ちますが、全て問題なく稼働しています」。 CN3は6フィート*の高さからの落下に耐えられ、防塵防滴の保護等級であるIP54に準拠しています。そして、耐久性のあるディスプレイはサインの入力をサポートし、データ入力のためのバーコードリーダーとデジタルカメラを備えています。またGPSレシーバーは点検した位置を自動的に記録し、3Gワイヤレスネットワーク経由でデータや音声、テキスト通信にも対応できます。 *(1フィート=0.3メートル)
PBS&Jはハンディターミナルの堅牢性と同様に、ソフトウェアに対して柔軟性を求めました。電子版のフォームとレポートを作成し、ドロップダウンメニュー・バーコードスキャニング・署名入力・GPSデータ・デジタルカメラ画像を使用した書き込みを可能にしました。フォームは頻繁に変わるので、時間とコストのかかるソフトウェアの再開発をせずに、簡単に電子フォームの変更ができる能力が必要でした。PBS&Jは、顧客がポイント&クリックで電子フォームの作成や記入ができ、さらにハンディターミナルとシステムの同期管理が可能なMobileFrame社の企業向けモバイルプラットフォームを選択しました。 Lambrix氏は次のように述べています。 「このプラットホームは、迅速なフォーム作成と展開を可能にしました。電子フォームを修正するとハンディターミナルと同期され、ユーザーの側の作業は不要になりました」。

再開発の成果:時間短縮、エラーの減少、より多くの移住

castudy_hurricane02PBS&Jのスタッフは、引っ越し可能になる前の家の建築プロセスや最終検査のために、ハンディターミナルを使用しました。PBS&Jはプログラム管理のために、全てのプロパティの記録と作業工程のステータスを保有する、大容量データベースアプリケーション”代替住宅管理システム(AHMS)”を作成しました。毎日ユーザーの作業ガイドとして、作業指示書と依頼書がハンディターミナルにダウンロードされます。ハンディターミナルとAHMSは、広域ワイヤレス接続を介し常に同期されています。 多くの情報がドロップダウンメニューによって収集され、どのような情報が必要かユーザーに指示します。また、ドキュメントの進捗や何か問題があったときに、デジタルカメラやバーコードスキャナーで記録することで情報は収集されます。作業員はハンディターミナルのタッチスクリーン上で、検品書や報告書に署名することができます。
castudy_hurricane03PBS&JスーパーバイザーのAlisonAllwine氏は次のように述べています。 「インターメック(Intermec by Honeywell)社のCN3を導入することでヒューマンエラーがなくなりました。ドロップダウンフォームによって選択肢が制限されるため、データがより正確になりました」。 「紙フォームの時のデータの正確さは60~70%でした。ハンディターミナル上の電子フォームを使用すると、90%ほどの正確さになります」。 とLambrix氏は述べています。 「PBS&Jは時間の節約と精度向上によって、問題やミスの対応に費やす時間を大幅に減らしました。プログラムのピーク時には一ヶ月に400軒以上の家を導入しましたが、紙ベースのプロセスでは達成できないペースでした。ハンディターミナルのデータとその精度がなければ、全てのプログラム完成までに2倍~3倍の時間がかかったでしょう」。 とJones氏は述べています。 MEMAは3年間に2800以上の家族を新居へ移住させることに成功しました。ハンドヘルドコンピューターや自動化されたデータ収集、そして直観的なソフトウェアによって、そうした家族に生活を再建する基礎を与えたのです。

※この導入事例は、インターメック(Intermec by Honeywell)海外代理店(http://www.intermec.com/)による事例です。 弊社導入事例ではございません。

事例原文:http://www.intermec.com/learning/content_library/case_studies/csPBSJ.aspx

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