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日鉄住金テックスエンジ（株）計測・ICTソリューション様 車載端末CV60の活用事例

【インターメック（Intermec by Honeywell）社製品事例】 日鉄住金テックスエンジ株式会社　計測・ＩＣＴソリューション部

日鉄住金テックスエンジ株式会社 計測・ICTソリューション部様では、インターメック（Intermec by Honeywell）社製12.1インチのカラー大画面車載端末CV60を発売当初から採用しています。
本日は愛知県で活用している現場におじゃましてCV60に関してのお話を伺いました。

Ｑ．車載端末CV60をどのように使用していますか？

オペレータガイダンスシステム（OGS）の現場で作業指示を表示し、実績を登録する端末として使用しています。
CV60に弊社のアプリケーションを搭載し、某製鐵所にてお使いいただいております。OGSとはオペレーターに次に何の作業をやればいいかを指示するシステムです。詳しくは下記の図をご覧下さい。

【オペレータガイダンスシステム（OGS）の概念図】

フォークリフトやクレーン車の機上にCV60を設置し、かつ、上位のワークステーションと接続することにより、オペレーターへのタイムリーで適切な作業指示と、作業実績の自動収集を行うことで、作業の効率化、確実な現品管理を実現。（資料提供 日鉄住金テックスエンジ株式会社様）

Ｑ．CV60を何台使用していますか？

現在20台以上使用しています。CV60の前モデルのインターメック（Intermec by Honeywell）社製車載端末5055を含めると40台以上使用しています。

Ｑ．CV60を使用する以前の他社車載端末と比べ、改善された点はありますか？

以前は通信速度や画面表示レスポンスが遅いという問題がありましたが、CV60を導入してから問題は解決され、操作性のスピードアップ化を実現できました。

Ｑ．CV60にご要望はありますか？

一旦システムが立ち上がってしまえば気になりませんが、電源をONにしてから使用できるまでの時間を短縮する点と、車内でもアームに取り付けて画面を自在に動かすことができるよう、コンパクト化し軽量化する点の2点が実現できれば、より使い勝手の良い車載端末になるでしょう。これらの点は新モデルのCV30に期待している仕様でもあります。
CV30の画面サイズはCV60より小さいため、クレーンでのOGSに最適です。今後は、場面によってCV60、CV30の選択導入を考えていきたいと思っています。
あと現在対応している電源は12Vですが、ちょっと離れた場所に設置すると電圧降下などの問題が発生する場合も想定できます。12V～48V対応などの幅を持たせるとこの問題も解決できるでしょう。ソフト的にはCV60ハードウェアの自己診断ツールのようなものがあるとメンテナンスのやり方も変わってくると思います。

【ラムトラックOGSシステム構成図（資料提供：日鉄住金テックスエンジ株式会社様）】

【クレーンOGSシステム構成図（資料提供：日鉄住金テックスエンジ株式会社様）】

【在庫管理・誤出荷防止システム事例（資料提供：日鉄住金テックスエンジ株式会社様）】

広範囲に分散する出荷ステーションにおいて、製品をトレーラ及び船に荷積みする際に、上位システムと直結した無線バーコードによる現品識別情報を読み込み、確実な在庫管理、出荷管理、誤出荷防止を実現。